高雄・旗津
高雄は台湾最大のコンテナ港・高雄港を有する。
そもそも高雄は、“旗津”という名の砂州に保護された潟を持ち、古くから良港として知られていた。
昔、この地に原住民の集落タアカウ社があった。ターカウとは竹林を意味する。
やがて福建アモイ周辺から移民してきた漢族が、このターカウと呼ばれる集落に彼らの言葉・閩南語(現在の台湾語)の発音、“打狗”(台湾語ではターカウ)という字を当てる。
1895年、下関条約によって台湾が日本領となると、“打狗”は海軍基地として整備されていき、地名も“打狗”に発音が近い“高雄”に改称された。
そして戦後も“高雄”の地名はそのまま残り現在に至っている。
さて、その高雄の“旗津”について。
ここは高雄港を取り巻く砂州で、そもそも高雄港発祥の地。
南東部はコンテナ港になっており、トンネルで高雄市街につながっている。
北東部に港があって、高雄市街からはフェリーに乗って10分程度で着く。
明末清初より中国船が入港し発展、1860年の北京条約により対外的に開港、1862年には清の税関が設置された。
日本への割譲後、高雄で最初の学校“打狗公学校”(現・旗津国小)が設立されるなど、市内でも最も早くから開発が進んだ地域だ。
現在人口約30,000人、世帯数約10,000戸。
ユーザー:Mei
再生時間:00:01:24
投稿日時:08/05/23 10:09
カテゴリ:国内旅行
タグ:
[ 前ページへ戻る ]