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ブラジル柔術道場2
「ウン、ドイス、トレース(1、2、3)……」。ブラジル人たちが大声をあげて準備体操に励む。日本人は私だけ。一瞬海外に来た錯覚に陥る。
 鈴鹿市三日市町にある「MXフュージョンジム」に通う客は大半が南米系外国人。ジム内の柔術道場には、大人、子ども計約70人が通う。急速な経済の悪化は、非正規労働者が大半を占めるブラジル人にも打撃だ。しかし道場では皆嫌なことを忘れ、一心不乱に母国のスポーツに汗を流す。
 ジムを経営し、自ら週3回柔術を教えるブラジル人の渋谷ガブリエルさん(40)は90年に来日した。初めは工場で勤務していたが3年前に道場を開いた。
 「柔術は相手を尊敬することが基本。礼儀正しさを身につけ、日本のマナーを守って暮らしてほしい」。渋谷さんは力をこめる。
 「外国人が増えると治安が悪くなる」というイメージを持つ人は多い。渋谷さんの活動などがそのイメージを打ち消していくことを願う

ユーザー:mainichi
再生時間:00:01:25
投稿日時:09/01/17 1:03
カテゴリ:
タグ: ブラジル  柔術 

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