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チャン・ツィイー:レオン・ライに聞く 映画「花の生涯-梅蘭芳」
 中国の伝統演劇「京劇」を芸術として高め、海外にも広めた女形の名優、梅蘭芳(メイ・ランファン)。彼の波乱の人生を人間ドラマとして再現したチェン・カイコー監督の新作「花の生涯-梅蘭芳」が3月7日に公開される。来日した主演俳優のレオン・ライとチャン・ツィイーの2人に撮影の舞台裏や映画への思いを聞いた。【文:紀平重成、撮影:細田尚子】

 「花の生涯-梅蘭芳」は、下層の出である梅蘭芳が失敗と成功を繰り返しながら中国を代表する京劇スターに育つ物語。レオンが女形の梅蘭芳を、ツィイーが愛人の男形のモン・シャオトンを演じる。2人が踊るシーンは、男女の区別が混乱する倒錯的な美しさにあふれ、一瞬たりとも見逃せない。

 アジアを代表する女優、ツィイーは、演技の心構えについて「人生に台本というのはありません。観客に感動を与えようとするときにはやはり真心を持ってリアルな演技をやることです。そうすれば衝撃的な演技というか、力というものを観客に与えることができると信じて、私はいつもそういう形でやらせていただいています」と語った。

 日本のファンへのメッセージを求めると、レオンは「京劇ファンの皆さんにはまず御礼を申し上げたいですね。京劇は伝統芸能で、多くの人が一生懸命、勇気をもってチャレンジしてきました。こういうものは時代の波にさらされて試練を受けることもあります。でも私はいいものは残ると思います。まさに京劇は中国芸術の中の花と言われていて、みなさんはいつも応援してくださる。本当に感謝します」と語った。

ユーザー:mainichi
再生時間:00:06:13
投稿日時:09/02/27 21:26
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