土門拳賞授賞式１
　第28回土門拳賞の授賞式が15日、東京都千代田区神田錦町の学士会館で行われ、受賞者の写真家、今森光彦氏（54）＝大津市在住＝に、毎日新聞社の長谷川篤・取締役コンテンツ統括本部長から賞状と記念ブロンズ像「少女」（彫刻家・佐藤忠良氏制作）、賞金30万円が贈られた。
　受賞作は東京都写真美術館の写真展『昆虫　４億年の旅』と同名写真集（新潮社）。今森氏が30年にわたり世界中で取材活動を続け、生命の神秘に満ちた昆虫の世界を、独創的で卓抜した表現力でとらえたことが評価された。
　式には故土門拳氏の長女で山形県酒田市の土門拳記念館館長、池田真魚さんら約１００人が出席し、今森氏は「土門拳氏の生誕１００年の今年、昆虫で評価されたことは感無量です。何十万という多様なライフスタイルを持つ昆虫と、それを生み出した偉大な地球に感謝したい」と受賞の喜びを述べた。
　受賞記念写真展は、東京・銀座ニコンサロン（４月29日～５月12日）、大阪ニコンサロン（６月４～17日）、土門拳記念館（10月31日～翌年１月17日、月曜および12月28日～１月４日休館）で開かれる。

ユーザー：mainichi
再生時間：00:01:37
投稿日時：09/04/15 16:46
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