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西原理恵子さんと行ったカンボジア ~チョンボックの村
 20世紀の内戦やポル・ポト派による虐殺、貧困などで、いまだ暗いイメージを持たれがちなカンボジアですが、すでに内戦時代を知らない世代が多数派となり、若々しいエネルギーと将来性を感じさせる国に変わりつつあります。

 昨年11月、「毎日かあさん」の取材で漫画家の西原理恵子さん一家とホームステイしたチョンボック村も、そんなカンボジアの新しい顔を見せてくれた所でした。

 首都プノンペンから西に車で約2時間、コンポンスプー州の「チョンボック・エコツーリズム・コミュニティ」は、正確には9つの村からなり、人口約3500人。国内随一の避暑地であるキリロム国定公園の端に位置します。

 この自然豊かな森林地帯は、1979年にポル・ポト政権が倒れたあとも、長くポル・ポト派の支配下にありました。村人たちはその間、他所への疎開を強いられ、村に戻れたのはポル・ポト派が去った93年でした。

 しかし、残された地雷の撤去に、さらに6年を要します。その間は、村の一角にテントを張って住み、国際赤十字の食糧援助のもと暮らしました。

 地雷撤去が終わり、ようやく家に帰れたものの、農地は荒廃していて生計が立ちません。そこで村人たちは、手早く収入になる森林の伐採と、野生動物の乱獲を始めます。

 2001年、森林の破壊を見かねた地元の自然保護団体が村人を説得し、自然を保護しながら、それを観光資源として活用する「エコツーリズム」の実践を勧めます。

 村人たちは最初、半信半疑だったそうですが、近くの滝やこうもりの住む洞窟などを呼び物とし、2003年に観光サイトとしてオープン。現在、月に約1000人(外国人は2割)の観光客が訪れています。チョンボックは、エコツーリズムの成功例として知られるようになりました。

 そんな手作り感あふれる観光地、チョンボックの自然を楽しむ西原さん一家の様子をご覧ください。



 チョンボックに関する問い合わせは、旅行会社か、プノンペンで日本語のカンボジア情報誌「ニョニュム」を発行しているCJS(Cambodia Joho Service)社へどうぞ。
nyonyum@cisinc.co.jp


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ユーザー:mainichi
再生時間:00:04:52
投稿日時:10/05/18 15:29
カテゴリ:
タグ: 動画  毎日  西原理恵子  毎日かあさん  カンボジア  チョンボック  チャンボック  キリロム  エコツーリズム 

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