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上海 地下鉄追突事故
中国・上海の地下鉄で追突事故 負傷者270人超

 【上海・隅俊之】27日午後2時50分(日本時間同3時50分)ごろ、中国・上海市の市営地下鉄10号線、豫園(よえん)-老西門駅間で追突事故があった。市営地下鉄によると271人が負傷したが180人は既に退院し、死者はない。信号故障が原因とみられ、市安全生産監督管理局などが事故調査班を設置した。中国では7月、浙江省温州市で高速鉄道事故があり死者40人を出したばかり。この時も信号設備の故障が明らかになっており、中国の鉄道システムの安全性が改めて問われそうだ。

 事故は10号線豫園駅近くで発生。市営地下鉄などによると、この日午後2時10分ごろ、老西門駅の隣の新天地駅で信号設備が故障し各列車は徐行中。停止した先行列車に後続列車が時速10キロ程度で衝突したとみられる。

 上海の日本総領事館によると、邦人の男女各1人が負傷して病院で手当てを受けたがいずれも軽傷。豫園、老西門付近は日本人にも人気の観光スポット。

 10号線は上海万博に合わせて昨年4月に開通した比較的新しい路線。今年7月28日に列車が逆方向に走る事故があった。10号線の信号設備は、高速鉄道事故の発生区間と同様の信号系統を採用していた。同地下鉄は事故から約4時間半後に運転を再開した。

 上海地下鉄の総路線距離は420キロで世界最長。

ユーザー:mainichi
再生時間:00:00:33
投稿日時:11/09/28 2:42
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