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汚染焼却灰:保管場所満杯で柏の清掃工場 再び停止
東京電力福島第1原発事故による放射性物質で汚染された焼却灰の保管場所が満杯になり、千葉県柏市は5日午前、清掃工場「市南部クリーンセンター」の運転を再び休止した。同センターの休止は昨年9月からの約2カ月間に続き2回目。新たな保管場所が決まっておらず、再開の見通しは立っていない。

 同市によると、埋め立て処分可能な国の基準濃度1キロ当たり8000ベクレルを超えた焼却灰は、同センター内に約200トン(ドラム缶1049本)が保管されている。保管可能なスペースはドラム缶で埋まり、炉内にも焼却灰約30トンが残っている。

 同センターの焼却設備は高性能で焼却灰の体積を小さくできる一方、焼却されない放射性セシウムは濃縮されてしまう。同市内は周辺より放射線量が高いため焼却灰の濃度は国の基準を超え、最高で1キロ当たり7万800ベクレルが検出されている。

 同市は今後、焼却灰に残る放射性物質を基準濃度以上に濃縮しない旧式の清掃工場で同センター分のごみ焼却を続け、ごみ収集業務に影響は出ない。

 基準値を超える汚染焼却灰は同市の周辺自治体も同様に大量に保管している。千葉県は打開策として、同市に隣接する我孫子、印西両市境にある手賀沼終末処理場を一時保管場所として各自治体に提案したが、両市の反発で宙に浮いている。

ユーザー:mainichi
再生時間:00:01:00
投稿日時:12/01/05 12:53
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