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こちら航空部 山口宇部道路・斜面崩落
 山口市小郡上郷の県が建設している高規格道路「山口宇部道路」小郡ジャンクション(JCT)造成現場で11日未明に起きた斜面の崩落事故。現場は本線から約40メートル離れており、けが人や道路の通行に影響はなかったが、県や業者は「予兆は何もなかった」と困惑の表情を見せた。【佐野格/撮影・毎日新聞航空部】

 小郡JCTは中国自動車道小郡インターチェンジにつながる道路で、16年3月の完成を目指している。現場は、本線から分かれた接続道路が右カーブにさしかかる付近の左側斜面。高さ約30メートル、幅70メートルにわたり格子状に固められたコンクリート面が所々で崩れ落ち、上部の鉄塔は横倒れになっていた。

 現場で作業に当たっていた男性は「崩落する前兆のような現象は全くなかった。このままでは危険なので、崩落を抑えるために盛り土を重ねている。詳しいことは県に聞いてほしい」と戸惑いの表情を見せた。高さ約5メートルまで盛り土し、工事は12日まで続けるという。

 発注した県防府土木建築事務所の担当者は「斜面の工事は昨年9月に着工し、ほぼ終わっていた。施工前、コンサルタント会社に地質検査をしてもらい、問題はなかった。施工中も予兆は何もなく、地滑りの原因を調査したい」と話した。

ユーザー:mainichi
再生時間:00:00:24
投稿日時:12/01/12 10:00
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