PeeVee.TV

西村神楽社中「大蛇」
昔、出雲国の簸の川(ひのかわ)の川上に、足名椎(あしなづち)と手名椎(てなづち)という夫婦がいました。二人には八人の娘がおり、千町万町の田畑を持って豊かに暮らしていました。しかし、一年に一度現れる八岐大蛇(やまたのおろち)という怪物に、年毎に一人ずつ娘を呑み取られてしまいます。そしてとうとう、最後に残った八人目の娘、奇稲田姫(くしなだひめ)と共に嘆き悲しんでいるところへ、高天原(たかまがはら)を追われた須佐之男命(すさのおのみこと)が通りかかります。足名椎はわけを話し、大蛇を退治して欲しいと頼みます。命は夫婦に毒酒を作らせ、大蛇を待ちます。やがて稲妻が轟き、黒雲とともに八岐大蛇が姿を現します。そして酒樽に写った奇稲田姫を見て、ことごとく毒酒を飲み干します。そこへ命が切りかかりますが、相手は八つの頭と八つの尾を持つ大蛇の怪物です。大激闘の末、とうとう命は大蛇を退治しました。最後に大蛇の尾を裂くと、中から剣が出てきました。命はこれを天村雲剣(あまのむらくものつるぎ)と名づけ、天照大神に捧げ、奇稲田姫と結ばれます。
神楽=大蛇、というイメージがあるくらい、慣れ親しまれている演目ですね。神話の国、島根県は浜田市の西村神楽社中さんによる「大蛇」、じっくりとご覧ください!

ユーザー:郷之崎神楽団
再生時間:00:37:27
投稿日時:08/07/23 18:54
カテゴリ:地域 
タグ: 広島  神楽  石見神楽  八岐大蛇 

[ 前ページへ戻る ]