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大塚神楽団「山姥」
昔、都に坂田時行(さかたときゆき)という武士とその妻、八重桐(やえぎり)という者がいました。しかし夫の時行が病に倒れると、日々の貧しさからついに八重桐は幼い我が子、怪童丸(かいどうまる)と共に都を追われてしまいます。そして諸方を流浪したのち、越後国、上路(あげろ)山の山賊と成り果ててしまったのです。
その頃、武勇の誉れ高い源頼光が、家来の渡辺綱を連れて旅をしていました。その途中で上路山にさしかかり、八重桐の館に一夜の宿を求めます。頼光らを迎え入れた八重桐は、彼らが寝静まるのを待って、山姥となり本性を現します。百人力の怪力を持つ怪童丸と一緒に襲い掛かりますが、頼光の武勇の前に降参してしまいます。八重桐は自分の命と引き換えに我が子の命乞いをしますが、頼光は八重桐を許し、怪童丸を坂田金時と名を改めた上で家来に加えます。
四天王の一員、坂田金時誕生の物語です。

ユーザー:郷之崎神楽団
再生時間:00:35:29
投稿日時:10/07/20 23:55
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