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佐藤和江さん講話 『 本を忘れず、末を乱さず 』

http://plaza.rakuten.co.jp/2008901/diary/201002050000/


郡山中央倫理法人会 第285回 経営者モーンニングセミナー

平成 22年 2月 4 日( 木 ){受付時間 5:30 ~ 5:55}
午前 6:00 ~ 7:00   ( 第 15 条:信 成 万 事) 


講 師:株式会社マインド 代表取締役 佐藤和江氏(研修委員会副委員長)
テーマ:『 本を忘れず、末を乱さず 』 

・・・平成に入ってベルリンの壁が崩壊し、中国、東南アジアから輸入の波があり、高級婦人服は売れなくなりました。経営していたマインドステーションは、生きるか死ぬかに追い込まれ底をついた。夫の顔色もきびしくなり、その時、病院に行ったらの言葉がでなかった。

業種転換をはかり、介護・警備・ゴミの仕事をしようと考えました。まったく経験のない仕事でしたが前向きに、強い精神力でやってゆけると信じてすすめました。マインドは平成8年3月、雑踏警備から始めましたが難題が次々にでてきました。夫は横浜で10日間研修を受けて資格を取ってきました。とはいえ急に人出が足りない時は姪や甥まで駆り出しました。2~3年で100人規模になりました。平成11年ころから常設警備もはじまりました。平成12年訪問入浴車を買い入れました。県に説明を聞きに行き、介護も走りながら考える時代でした。

そのころマインドの工場を買い取りたいと三東スーツから話があり、よろこんで承諾しました。平成13年3月縫製部門を閉めて移転先を探しました。家庭では父が寝たきりになり、子育ては先が見えますが、介護は先が見えません。母は90すぎまで、いっしょにいられる夫婦はないとたんたんと世話をしていましたがストレスはたまっていたのでしょう。

町の敬老会のあと、病院に行ったら肺炎ですぐ入院。平成13年9月12日入院しました。翌13日の朝、父は95歳で亡くなりました。気丈な母は介護タクシーで家に戻り、お通夜の引き出物まんじゅうの数まで指示を出し、それでいいと言いながら、初七日の9月27日に亡くなりました。いちからの出直しは、両親に感謝して、離れを改修して移り住みました。12月26日夫52歳の誕生日でした。

明朗な心、前向きなパワーでどうにかのりきってきました。介護日数は人によってさまざまですが平均的介護日数は約8ヶ月だそうです。胎児の10ヶ月と同じ位、人の世話にならねばならないようです。

平成18年、佐藤栄佐久元知事のいとこということで10数回検察庁に呼び出されて、懲役1年6ヶ月、執行猶予5年の判決がおりて、すべての公職を退き、会社も相談役となりました。60歳からまた新しい人生が始まる還暦だからと前向きにとらえて、今は地域で40人前限定のそば打ちなどやっています。60歳までは、出会いの人生、これからは別れの人生。

イギリスにあるヨークシャー アシュルディー病院の老人病棟である日、一人の老婦人が亡くなり、彼女が書いたと思われるこの詩、「目をあけてもっと私を見て、あなたが私を見て、いつもいつも靴下をなくしてばかりいる。、、、自分の中に星が降りてきたようなすがすがしい朝、、、、」


 

ユーザー:fcr2008
再生時間:00:03:30
投稿日時:10/02/05 14:13
カテゴリ:地域 
タグ: 郡山中央倫理法人会 

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